空前の大ヒットとなったアルミ製飯ごう「メスティン」!
有名なトランギア製のメスティンはもちろん、進化を遂げた様々なおすすめメスティン6選を紹介。
また人気のメスティン料理レシピもランキング形式で紹介します。
キャンプと料理を愛するあまり365日アウトドア料理を作り続けている、
キャンプ飯研究家(自称)のベランダ飯です。つまりただの変態です。
さて、今回は満を辞して「メスティン」について徹底解説させていただきます。
メスティン… メスティン…
メスティィィーーーンン!!
(メンディー風)
…すみません。メスティンを溺愛するあまり取り乱しました。
本記事では超優秀なアルミ製飯ごう「メスティン」をご紹介するとともに
- プロが紹介するおすすめメスティン
- Instagramでパズった人気レシピ
- メスティン活用法と激アツ関連グッズ
などについて血へどを吐くまで解説したいと存じます。よろしくお付き合いください。
万能調理器具「メスティン」の魅力!
メスティンが人気の理由。それは便利でカッコイイからです。
ただ実用的なだけ、ただ見た目がいいだけでは、これだけ売れることはありません。
本章ではメスティンの魅力についてくわしく紹介します。
そもそもメスティンとは?
メスティンとは、アルミ製飯ごうです。
飯ごうとはキャンプや登山などのアウトドアシーンでの調理に使用する携帯用の炊飯器・食器のこと。
英語では「mess-tin」と表記し、「食事をする缶」みたいな意味になります。
飯ごうなのでお米を炊く道具と思われがちですが、
煮る、炒める、蒸す、燻る…などなんでも使える汎用性がメスティンの魅力です(後述)。
海外ではお弁当箱として使われることも多いようですね。
シンプル&安い&カッコイイ!
メスティンはカッコイイ!
ただのアルミ缶なんだけど、なんかよくわからないけどお洒落!
その理由はたぶんムダが一切削ぎ落とされた機能美ですよね。
軽量かつ強靭なアルミ無垢材で作られた、シンプルで素朴なアウトドアギア。
ユニセックスで北欧感漂うミニマルなデザイン。
しかも1,000円台〜2,000円台で購入できる気軽さもあります。
ご飯が美味しく炊ける!
メスティンは熱伝導率の高いアルミ製のため、熱がすばやく全体に回りご飯が美味しく炊けます。
手間もかからず簡単。固形燃料で自動炊飯もできるってんだから驚きですよね。
一人暮らしならわざわざ高い電子ジャーなんて買わなくても、メスティンで充分なんじゃないかな。
炊飯以外も何でもできる子!
もちろん、メスティンは炊飯以外でも大活躍します。
麺類を茹でたり、パンを焼いたり、鍋やポトフを作ったり、ハンバーグを煮込んだり、ラザニアを焼いたり、餃子を焼いたり、薫製したり、プリンや杏仁豆腐を作ったり…。
アイデア次第で何でもできる、万能調理器具なんですよね。
活躍の幅が広いユーティリティプレイヤーは自然に登場頻度も多くますし、使えば使うほど愛着も湧いてきます。
キャンプや登山に最適!
小さくて軽量、中に小物も収納できるという収納性・携帯性もメスティンの魅力の一つ。
メスティン1つで色々な調理方法をこなせるので、荷物を少なくすることにも役に立ちます。
なるべく荷物を減らしたい登山や徒歩でのキャンプには大活躍ですよね。
メスティンの人気レシピランキング!
メスティンの魅力をご理解いただくには、実際にメスティンで作った料理を見ていただくのが一番!
ってことで、SNSでバズった大人気レシピをランキング形式でご紹介します!
※Instagram「ベランダ飯」にて、もっとも保存数が多い順にランキングを作成しています。
1位:バター醤油コーンの炊き込みご飯
セブンイレブンで売っている袋入りの焼きトウモロコシで、炊き込みご飯を作ってみました。
セブンイレブンのコーンは、香ばしさが段違いに良いからおすすめです。
お好みでバター&醤油を加えたら昇天するほどの美味さに!
2位:手羽中のビール胡椒煮
手羽中をビールとブラックペッパーで煮込んでみました。
スパイシーでビールが進む、最高のおかずが完成!
ビールで煮込むことで、短時間で鶏肉がぷるんぷるんに柔らかくなります。
3位:白菜と豚のミルフィーユ鍋
お手軽鍋の定番「白菜と豚肉のミルフィーユ鍋」をメスティンで作ってみた!
和風だしでさっぱり仕上げて、お好みでポン酢をかけてお召し上がりください。
残った汁はそのまま飲んでも美味しいですし、うどんやご飯を卵でとじても最高ですよ。
4位:おつまみ燻製セット
メスティンで燻製も作ることができます!
一度にできる量は少ないけど、ちょっとしたおつまみならこれで充分。
燻製の汚れはかなりしつこいから、アルミホイルでメスティンをしっかり保護。
ウッドチップを底に入れ、中敷きの網を置いて食材を並べたら、5分〜10分弱火〜中火にかけるだけ。
上記はサラダチキン、チーズ、たらこをスモークしています。
5位:生ベーコンのゴルゴンナーラパスタ
メスティンでパスタを作ってみました。
ゴルゴンゾーラ+カルボナーラで、名付けて「ゴルゴンナーラ」!
ベーコンは生ベーコンを使用。ブルーチーズが好きな人はぜひ試してみてください。
6位:ポテチチーズグラタン
カルビーの「ピザポテト」使った、ポテトチップスのチーズグラタン!
しっかり濃い味のポテトチップスに、玉ねぎのみじん切り・舞茸・チーズをあわせてメスティンで焼いています。
仕上げにバーナーで炙ると、さらに美味しく仕上がります。
7位:鶏とトマトのミルフィーユ焼き
トマト、サラダチキン、じゃがいものスライス、チーズを、ミルフィーユ状に重ねてメスティンで焼いたレシピ!
簡単だけど見た目はゴージャス。しかも美味しい&ヘルシーです。
キャンプで喜ばれる創作アウトドア飯ですよ。
8位:牛ステーキ&アボカド丼
牛肉のカットステーキ・じゃがいも・アボカドを、メスティンで炊いたほかほかご飯の上にぶっかけ、
その上からワサビ醤油をぶっかけたわんぱくな男飯!
ご飯の上には海苔とマヨネーズを隠しています。
9位:煮込みハンバーグ
メスティンで「煮込みハンバーグ」を作ってみました。
ハンバーグはチルドの出来合いのもの、ソースはレトルト、ブロッコリーは冷凍だけど、簡単で超美味しい!
ハンバーグもめっちゃ柔らかくなって、ご飯に乗せたら極上のハンバーグ定食の完成。
お好みでチーズや玉子を入れても美味しいですよ。
10位:夏野菜のスープカレー
メスティンで夏野菜たっぷりのスープカレーを作ってみました!
スープカレーはレトルトだけど、炒めた野菜を加えるだけでこんなにも美味しそうにできちゃいます。
季節の食材をいっぱい加えて、ぜひ作ってみてください。
11位:甘栗の日本酒炊き込みご飯
メスティンではもちろん炊き込みご飯もできます!
今回は「甘栗むいちゃいました」と「舞茸」を入れて、日本酒で炊いてみました。
日本酒のいい香りと、コクと旨味が口の中で広がって最高です。
甘栗も舞茸もご飯にベストマッチ。
12位:枝豆ペペロンチーノ
メスティンで枝豆ペペロンチーノを作ってみました!
ずっとやりたかったレシピなんですが、もっと早くやれば良かった!と後悔しちゃうくらいには美味しかったです。
枝豆の両端をハサミで切ると、味が染み込みやすくなるのでおすすめです。
ちょっと面倒だけどこのひと手間がポイントです。
13位:いかげそポンかす丼
イカのゲソで炊き込みご飯を作りつつ、天かすとネギとポン酢を合わせて「げそポンかす丼」にしてみました!
今回は小さなイカを使ったけど、スルメイカを小さく切ったものでも、タコでもできます。
ポン酢もおいしいけど、バター醤油にしてももちろんOK。
いろいろアレンジできるから楽しいですよ。
プロが選ぶおすすめメスティン6選
ちなみに一口にメスティンと言っても、たくさんの種類があります。
有名なTrangia(トランギア)社の他にも、最近ではさまざまなメーカーからさまざまな特徴をもったメスティンが販売されています。
メスティンというと「Trangia社製がホンモノで他のはニセモノ!」と勘違いされがちですが… 決してそんなことはありません。
そもそもメスティンは飯ごうを表す言葉ですから、偽物も本物もありません。
(もちろん形を模倣しているメーカーはいっぱいありますが…)
と、前置きが長くなりましたが、
本章では365日キャンプ料理を作り続けている筆者がおすすめのメスティンを6つ厳選して紹介します!
各社メスティンの比較一覧表
今回紹介するのは6社・計8つのメスティンです。
各メスティンの比較一覧表を作成しましたのでご参照ください。
名称をクリックすると詳細説明までスキップします。
名称 | 画像 | メーカー | 価格 | 容量 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
TR-210 レギュラーメスティン | Trangia トランギア | 3,200円 | 750ml | 9.5×17×6.2cm | 150g | |
TR-209 ラージメスティン | Trangia トランギア | 4,500円 | 1350ml | 13.5×20.7×7cm | 270g | |
メスティン800ml | Skater スケーター | 2,750円 | 850ml | 12.2×18.2×6.1cm | 225g | |
メスティン1000ml | Skater スケーター | 3,169円 | 1000ml | 12.9×19.7×6.6cm | 235g | |
メスティン | Neelac ニーラック | 1,870円 | 800ml | 9.4×16.5×6.5cm | 165g | |
メスティン | SUNDRY サンドリ― | 1,780円 | 850ml | 9.5×17.5×6.5cm | 165g | |
メスティン | MiliCamp ミリキャンプ | 1,380円 | 800ml | 9.5×16.3×6.2cm | 168g | |
スリップメスティン | 8A GARAGE ヤエイガレージ | 5,313円 | 800ml | 9.5×16.5×6.4cm | ー |
Trangia(トランギア)TR-210、TR-209
メスティンといえば、やはりTrangia(トランギア)社がもっとも有名なブランドですよね。
トランギアは1925年創業、そろそろ100年を迎えようとする老舗のメーカーで、
今でもスウェーデンの工場ですべての製造工程を行なっています。
原材料には厳選された高品質なアルミニウムを使用し、スウェーデンの厳しい自然に耐えうる頑強な商品が魅力です。
公式サイトにはTrangia社の歴史などが公開されています。
ちなみに日本での販売代理店はイワタニ・プリムス株式会社です。
1人前(1合)の炊飯をおこなう場合は、
メスティンの内側にあるリベット(正式にはグロメットというそうです)を目印の中央まで水を入れます。
Trangiaメスティンのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じになると思います。
- もっとも知名度が高いブランド!
- シンプルでお洒落な北欧感!
- 通販で買うと高い…
- 製造の精度は決して高くない…
- バリ取りが必要な場合も…
- 人気のため品薄の場合も…
- すぐに歪んでしまう…
正直製品としての精度は他の競合商品とくらべて決して高くないと思うのですが…
やはり「Trangiaのメスティンを使っている!」というだけで不思議な高揚感がありますよね。
以前は通販で買うとやたら高かったですが、最近はだんだんと値段が下がってきました(それでもまだ高いですが…)。
品薄で手に入らないことも多いので、見つけたら買いですよ。
- Trangiaブランドにこだわる人
- 機能よりも気分を重視する人
- お金に余裕がある人(笑)
TR-210(レギュラーメスティン)
重量は150g、容量は750mlで、サイズは縦9.5×横17×高さ6.2cm。
1合〜1.5合までのお米を炊くことができるので1人用、ソロキャンプが最適です。
Amazon参考価格:3,200円 ※執筆時点
TR-209(ラージメスティン)
重量は270g、容量は1350mlで、サイズは縦13.5×横20.7×高さ7cm。
容量はレギュラーサイズの倍近くあります。
3合まで炊くことができるので、2〜3人用の炊飯や、煮込料理・鍋料理などにもぴったりです。
Amazon参考価格:4,500円 ※執筆時点
Skater(スケーター)
筆者が最近衝動買いしてしまったのが、Skater(スケーター)のメスティン。
スケーター株式会社は1950年に創立した、キャラクター弁当箱、水筒、調理用品などを展開する生活用品メーカー。
奈良県奈良市に本社がある日本の会社ですが、メスティンの製造は中国製です。
Skater(スケーター)のメスティンは、板厚1.0mmのアルミニウム合金にアルマイト加工を施しており、耐食性や耐摩耗性に優れています。
つまり簡単にいうと、サビにくく丈夫だということですね。
フタは「ふわっとフタ」という仕様になっており、フタを閉めたときに食材が潰れないように工夫されています。
Skaterメスティンのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じになります。
- 黒くてカッコイイ!
- 個性的で人と被らない!
- 3種類のサイズから選べる!
- アルマイト加工でサビにくく丈夫!
- 日本の会社だが製造は中国…
- 他社の商品より価格が若干高め…
- 他社の商品より重い…
Skaterのメスティンの最大の特長はその外観でしょう。
アルマイト加工とともに黒く着色されたボディは、他社のメスティンとは一線を画す、個性的でインパクトのあるデザインです。
黒いメスティンなんてめったにないですから、単純にめちゃくちゃカッコイイですよね!
Skaterのメスティンのカラー&デザインは「LIVE IN NATURE(ハンドルの耐熱ゴムが黒)」と「マーベル(ハンドルの耐熱ゴムが赤)」の2色です。
それぞれ容量は600ml、800ml、1000mlの3サイズで展開されています。
- 黒いメスティンが欲しい人
- 人とは違ったメスティンが欲しい人
- サビにくく丈夫なメスティンが欲しい人
Skater(スケーター)のメスティン(800ml)
重量は225g、容量は850ml(満水容量)で、サイズは縦12.2×横18.2×高さ6.1cm。
(LIVE IN NATURE、800mlの場合)
Amazon参考価格:2,750円 ※執筆時点
Skater(スケーター)のメスティン(1000ml)
重量は235g、容量は1000ml(満水容量)で、サイズは縦12.9×横19.7×高さ6.6cm。
(MARVEL、1000mlの場合)
Amazon参考価格:3,169円 ※執筆時点
Neelac(ニーラック)
Trangiaの対抗馬として筆者が注目するのがNeelac(ニーラック)のメスティン。
累計出荷台数は3万個を突破し、Trangiaほどではないものの人気は急上昇中です。
製造は中国製ですが、メーカーは埼玉県加須市にある株式会社ニーラックという日本の会社です。
アウトドア製品の開発・販売輸入雑貨等の販売をしている会社で、代表は茂木宏充さん。
Neelacメスティンのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じになります。
- 面倒なバリ取りが不要!
- 1合、1.5合、2.0合の水量目盛り付き!
- 専用の収納袋付き!
- 安い!2,000円未満で買える!
- 日本の会社だが製造は中国…
- 人気のため品薄の場合も…
- 収納袋がややちゃちい…
大きさはTrangiaよりも大きめ。容量でいうと+50mlあります。
バリ取り済みで、分かりやすい水量目盛りがついているのが嬉しいですね。
専用の収納袋がついているので、お米を蒸らす際にも便利です。
値段も安いですし、実用面でもTrangiaを上回っていると言えます。
- ブランドよりも実用面を重視する人
- 中国製でも気にならない人
- 安くて良いメスティンを欲しい人
Neelac メスティン
重量は165g、容量は800mlで、サイズは縦9.4×横16.5×高さ6.5cm。
1合、1.5合、2.0合に目盛りが付いており、1〜2人分の炊飯に対応できます。
Amazon参考価格:1,870円 ※執筆時点
SUNDRY(サンドリー)
SUNDRY(サンドリ―)のメスティンを販売しているのは、新潟県三条市にある角利産業株式会社です。
作業工具や大工道具、電動工具やアウトドア用品などを扱っています。
なのでSUNDRYのメスティンは日本製… と思いきや、製造自体は中国でおこなっているようです。
とはいえ品質管理自体は日本の会社がおこなっていると思いますので、その点は安心できますね。
SUNDRYメスティンのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じになります。
- 面倒なバリ取りが不要!
- メッシュの収納袋が付属する!
- 安い!2,000円未満で買える!
- 分かりやすい目盛り付き!
- 日本の会社だが製造は中国…
- 収納袋は蒸らしには使えない…
実際に触ってみた感じでは、バリ取りもしっかりと行われており、フタの開閉もスムーズで、Trangiaメスティンと比べても見劣りしません。
ml単位と合単位の細かい目盛り付きで、実用性にも優れています。
Trangiaメスティンよりも容量が100mlも多いので、鍋ものやラーメンなどを作るには便利です。
スペック的にも利便性的にも、もしかしたらTrangiaより優秀かもしれませんね。
ちなみに、商品にはポリエステル素材の収納袋が付属しますが、メッシュ素材のため炊飯時の蒸らしには使用できません。
- ブランドよりも実用面を重視する人
- 中国製でも気にならない人
- 安くて良いメスティンを欲しい人
SUNDRY メスティン
重量は165g、容量は850mlで、サイズは縦9.5×横17.5×高さ6.5cm。
2合炊きまで対応可能。メッシュの収納袋が付属します。
Amazon参考価格:1,780円 ※執筆時点
SUNDRY メスティン(網付き)
中敷きの網(蒸し料理や燻製に使えます)が付属したセットです。
Amazon参考価格:1,980円 ※執筆時点
MiliCamp(ミリキャンプ)
MiliCamp(ミリキャンプ)はリーズナブルさが魅力のメスティンです。
定価は1,780円ですが、執筆時点ではAmazonで1,380円で売られていました。安い!
MiliCampの会社の実態は公式ホームページを見てもイマイチ分からないのですが、
香港と上海に工場があると明記されています。たぶん中国系企業だと思われます。
ドイツ製だという誤情報が流れたこともありましたが、
単にドイツLFGB食品安全テストを検定済みというだけですのでドイツの会社ではありません(多分)のでお間違いなく。
MiliCampメスティンのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じになります。
- 面倒なバリ取りが不要!
- ラージメスティンもある!
- 安い!2,000円未満で買える!
- 品質は悪くないが(多分)中国製…
- 会社の実情が分からずやや不安…
- 耐熱ゴムの緩みなど品質で気になる部分も…
実際に触ってみた感じだと、Trangiaメスティンと比べて少しだけ大きい(容量+50ml)のと、
アルミの表面加工にやや違いがあるくらいで、機能面とかはほぼ同じだと思われます。
Trangiaよりも板厚が0.1〜0.2mmほど厚く、わずかですが堅牢なイメージ。
バリ取りもされていました。気密性はやや悪い印象ですが、その分フタは閉まりやすく感じます。
気になったのは、耐熱ゴムの部分でがゆるい感じがしました。
とはいえ、それほど品質に大きな差があるわけではなく、
価格がとにかく安いので、コストパフォーマンスを気にする方にはおすすめです。
ポケットストーブ+中敷きの網付き+ハンドルカバー付きのフルセットがAmazonで2,180円で売っているので、
付属品もふくめてお得に買いたい人にはめちゃおすすめです。
- 大陸製(多分)でも気にならない人
- とにかくコスパ重視・安く買いたい人
- 付属品を含めお得に買いたい人
MiliCamp レギュラーメスティン
重量は168g、容量は800mlで、サイズは縦9.5×横16.3×高さ6.2cm。
2合炊きまで対応可能。
Amazon参考価格:1,380円 ※執筆時点
MiliCamp メスティン(ポケットストーブ付)
ハンドルカバー、中敷きの網、固形燃料が使えるミニストーブ付のフルセット。
これで2,180円だってんだから驚き!これは買いだ!
Amazon参考価格:2,180円 ※執筆時点
MiliCamp メスティン(収納袋付)
ハンドルカバー、中敷きの網、収納袋付のセットです。
Amazon参考価格:2,280円 ※執筆時点
8A GARAGE(スリップメスティン)
8A GARAGE(ヤエイガレージ)は2019年10月に北海道の小樽市で立ち上げられたアウトドアブランドです。
「スリップ(すべる)メスティン」という名の示すとおり、
メスティンの弱点である焦げつきやすさを抑えるための特殊加工が施された高機能なメスティンです。
焦げつきにくいということは、料理がキレイにできる、洗い物が楽になるということ。
実際にその焦げつきにくさを、8A GARAGEのスリップメスティンとTrangiaのメスティンで比較実験をしてみました。
とくに焦げつきやすい目玉焼きとチーズを、油を使わずに焼いてみました。
調理後のメスティンの比較。一目瞭然ですね。
上が8A GARAGEのスリップメスティン。まったく焦げつきがなく、スルッと剥がれ落ちました。
下がTrangiaのメスティン。チーズと卵がしつこく焦げついておりぜんぜん剥がれません。これは洗い落とすのが大変ですね。。
スリップメスティンの方はテッシュで軽く拭きとるだけでも綺麗になります。
Trangiaのほうは、しばらくつけて、硬めのスポンジでゴシゴシこすらないと落ちない汚れです。
スリップメスティンのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じになります。
- 食材がメスティンに(ほぼ)焦げつかない!
- だから料理がおいしくキレイに仕上がる!
- 洗い物が圧倒的に楽ちん!
- 面倒なバリ取りが不要!
- 本体も付属品もお洒落なデザイン!
- 値段が高い…
ちょっと値段は高価ではありますが、値段に見合う性能を備えたおすすめのメスティンです。
本体に刻まれたロゴ、本革のハンドルカバー、帆布製の収納袋など、
各所のデザインもお洒落で魅力的ですよね。
- 高性能・高品質のメスティンが欲しい人
- 食材の焦げつきを解消したい人
- 人とは違ったメスティンが欲しい人
- お金に余裕がある人
8A GARAGEのスリップメスティン
8A GARAGEのスリップメスティンはAmazonから購入することができます。
レギュラーサイズの他にも、スモールサイズ、ラージサイズも販売されています。
- 本体のみ:4,730円
- レザー製ハンドルカバー:1,980円
- 帆布製カラーバッグ:5,500円
スリップメスティンの大きさは、縦9.5cm×横16.5cm×高6.4cm。容量は800mlです。
メスティンの基本の炊飯方法!
メスティンの基本的な炊飯方法を解説します。
メスティン炊飯には、固形燃料・ガス火・焚き火などさまざまな方法がありますが、
ここで紹介するのは火力の調整が可能なガス火での炊飯方法です。
例としてTrangiaのメスティンで1合分のお米を炊く場合を紹介します。
洗ったお米1合をメスティンに入れ、リベットの真ん中まで水を入れ、そのまま15〜30分ほど水につけておきます。
メスティンに火をかけ、強火で吹きこぼれるまで沸騰させます。
フタが外れないように、石や、水を入れたアルミのマグカップなどを乗せておきます。
吹きこぼれたら弱火にし、10分〜15分炊き込む。
フタを開けてみることができないので、タイミングは音や匂いで判断するしかありません。
小さく「チリチリ」「チンチン」と音が聞こえてきたら火を止めるタイミングです。
焦げた匂いがする前に火を止めましょう。
火を止めたらフタが外れないように注意しつつ、メスティンを裏返し、メスティンカバーやタオルなどに包んで10分〜15分ほど蒸らします。
これで完成です!
ヤケドしないように注意しつつフタを開けてください。
メスティンが100倍楽しくなる関連グッズ!
メスティンには数多くの関連グッズが存在します。
さまざまなグッズを組み合わせて、自分好みのスタイルを作っていくのも、メスティンの楽しみの1つでもあります。
その代表的なものをいくつか紹介しましょう。
メスティンカバー(収納袋)
メスティンを保護したり、持ち運んだりするのに便利な収納袋です。
炊飯の蒸らし時にメスティンを包んで保温する役割も果たします。
トランギア純正のメスティン用ケース(レギュラーサイズ用)です。
カーキやサンドベージュ、マルチカモ迷彩やリアルツリー迷彩など、さまざまな柄を選べます。
トライバル柄(民族文様)を中心に、さまざまな柄を選べるYOGOTOのメスティンカバーです。
ハンドルカバー
メスティンのハンドルにつけるカバーです。
熱くなったハンドルに直接触れないようにするものですが…
そもそも耐熱ゴムがついているので、まあ飾り程度のものですね。
トランギア純正のハンドルカバー(本革)です。使い込むほどに良い色になりそう。
メスティンのほか、さまざまな調理ツールのハンドルカバーに使えます。
めちゃくちゃ安いのもあります。MiliCamp用ですが、たぶん他のメスティンにも使えると思います。
中敷き用の網
メスティンの中敷き用の網です。
網があれば、メスティンで蒸し料理や燻製料理を作ることができます。
この本間工業からは数多くのサイズの網が発売されています。
ちなみにトランギアのメスティン(レギュラーサイズ)にはこの18型がぴったりとジャストフィットするそうです。
(残念ながら執筆時点ではトランギア純正は売り切れ中でした。)
ポケットストーブ
メスティンで調理するにはバーナーや焚き火などの火が必要ですが、手軽で便利なのがポケットストーブです。
ポケットストーブはドイツのエスビット社が販売する折りたたたみ式の携帯簡易コンロのこと。
固形燃料を使って半自動で炊飯することができます。
軍隊で使われていたこともある正真正銘のアウトドアギアでもあります。
そのシンプルで武骨なスタイルに、世界中にたくさんのファンを持ちます。
類似品ですが、めちゃくちゃ安いのもあります。
MiliCampの安いポケットストーブもあります。前述のノーブランドよりもこちらのほうが安心かも。
風防(ウインドスクリーン)
野外での調理に大きな障害となるのが風です。
その風を防ぐのが風防。ウインドスクリーンともいいます。
ほとんどの商品は軽量で折り畳み式になっています。
各社からさまざまな風防、風除板、ウインドスクリーンが販売されています。
めちゃくちゃ安いのがこれ。Amazonでベストセラーにもなっています。
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