「キャンプ用品は防災グッズに最適!」
……ってご存知でしたか?
台風、大雨、ゲリラ豪雨、洪水、地震、津波…
近年は異常気象の影響なのか、自然の脅威に身の危険を感じることが多くなりましたよね。
記憶に新しい2019年10月の台風19号では、多摩川が氾濫して大規模な水害になりましたが、
わが家も水害のハザードマップのど真ん中にいるので心配でなりません。
あわてて防災グッズを買いに走ったけど… どこもかしこも売り切れていたよね。。
でもそんな時にも「キャンプ用品」「キャンプギア」があれば安心!
もともと厳しい自然環境のなかでの使用に耐えうる設計になっているので、丈夫で頼りになります!
ということで今回は
『防災グッズに最適なキャンプ用品』というテーマで
合計12個のアイテムを紹介いたします!
命を守る大切な炎「バーナー」
必ずもっておきたい防災グッズの1つ目は、バーナーです。
もし電気・水道・ガスなどのライフラインが止まってしまっても、調理をしたり、貯めおいた水を煮沸したり…
バーナーは命を守るために重要な存在なのです。
キャンプ用品として売られているバーナーは通常の家庭用として売られているようなカセットコンロよりも丈夫なものが多いのが特徴。
手のひらサイズのコンパクトなものもたくさんあります。
また燃料となるガスも強力なものが多く、
災害時で窓ガラスが割れてしまったり、やむなく外で使用しなくてはならない環境でも風を気にせず使用できます。
家庭用のカセットコンロは風に弱いからね。。
種類は色々ありますが、燃料はLPガスのものでいいと思います。
一人暮らしや夫婦二人であれば、下記のようなコンパクトなものでOK。
スノーピーク社のものはややお高い(上記のものは5,000~6,000円)ですが、
下記のような比較的リーズナブルなバーナー(3,000~4,000円前後)もあります。
家族が多い場合、大きな鍋やフライパンを使いたいなら下記のような五徳の大きなタイプがおすすめです。
このスノーピークのHOME&CAMPバーナーは僕ももっていますが、めちゃくちゃおすすめ。
バーナーとしての性能はもちろんのこと、組み立て式になっていてコンパクトに収納できる優れものです。
引用:Home & Camp Burner | スノーピーク * Snow Peak
他のおすすめバーナーは下記の通り。SOTOのシングルバーナーは人気ですね。
スウェーデン発の本格派登山用バーナーのプリムス。ちょっとオーバースペックかな…。
大家族の場合は、コールマンの火口の2つあるツーバーナーがおすすめ。
見慣れたカセットコンロ形状のものではイワタニがおすすめ。
夜も安心!エコな光源「LEDランタン」
災害時の停電に役立つのがキャンプ用品のランタン。灯りはめっちゃ重要ですよね。
LEDタイプのランタンであれば安全ですし、寿命も長くエコです。
防災グッズとして1つは持っておきたいよね。
LED電球は他の電球と比べて消費電力が大変少ないため、電気代を安くすることができます。(中略)白熱電球の消費電力を54W、電球型蛍光灯の消費電力を11W、LED電球の消費電力を7.8Wとして計算。
引用:LED照明の電気代とメリット・デメリットをご説明します | エネチェンジ
LEDランタンにもさまざまな種類がありますが、
僕が持っているのは老舗の有名アウトドアメーカー「コールマン」のもの。
引用:いざという時の電池切れ防止!頼れるバッテリーガード™シリーズ|コールマン
安くて、シンプルで、コンパクトなコールマンのLEDランタン。
値段も2,000円前後とリーズナブルです。
他のおすすめLEDランタンは、下記のようなものがあります
ソーラー充電式「モバイルバッテリー」
モバイルバッテリーも重要な防災グッズの1つ。
ただし、停電が続くとバッテリーも尽きてしまいますので、
その場合にはソーラー充電式のモバイルバッテリーを1つ持っておくと安心です。
僕がキャンプ時にいつも携行しているのが、こちらのモバイルバッテリーです。
裏面にコンパスや大きなLEDライトも付いており、災害などの非常時にとても役立ちます。
おすすめのソーラー充電機能付モバイルバッテリーは下記の通り。
だいたい3,000円前後が相場のようですね。
必ず持っておきたい非常食「レーション」
レーションというのはいわゆる戦争時に兵士が食べる戦闘糧食、ミリメシのことです。
キャンプにも使えますが、栄養バランスと保存性に優れた非常食として、近年は災害時の食料としても注目を集めています。
劣悪な環境における輸送にも堪え得る保存性と、摂取カロリー量の確保を至上目的としたものである。
引用:レーション – Wikipedia
余談ですが、僕の親父は元自衛隊なので、家には自衛隊のレーションがよく転がっていました。
正直「すごくおいしい!」とは言えないですが、ふつうに食べれる味だよ。
少なくとも缶詰やインスタントラーメンの繰り返しよりも飽きずに食べられると思います。
レーションやミリメシはAmazonなどでも購入できるので、災害時の非常食としてストックしておくといいでしょう。
炊飯もできるし小鍋にもなる「メスティン」
災害時の調理器具として僕が最もおすすめするのはメスティンです!
本来の使いかたとしてはキャンプ時のはんごうとしてお米を炊くことですが、乾燥パスタや袋ラーメンも作れます。
汁物やお湯を沸かす鍋としても使えます。
なんにでも使える汎用性が魅力!
通常サイズだとご飯は1合、袋ラーメン1つを作れるくらいの容量です。1人分ですね。
ラージメスティンという一回り大きなサイズもあります。
これは僕が持っているトランギア社のメスティンです。
持ち手が赤いものと黒いものがあります。
メスティンは防災グッズとしても超有用ですよ!
ただしAmazon等の通販ではちょっと高いんですよね。。
トランギア本家のものにこだわらなければ、安くていいメスティン(風のアルミ製飯ごう)はたくさんあります。
下記のサンドリ―、ミリキャンプのものなどが有名ですね。
なんでも作れる万能調理器具「ホットサンドメーカー」
食パンにさまざまな食材を挟んで焼く、ホットサンドメーカー。略してHSM。
ホットサンドだけではなく、肉も魚も、ごはんも焼そばもうどんも、餃子もお好み焼きも肉まんも…
フライパン代りとして何でも焼ける汎用性が魅力のキャンプ用品です。
防災グッズとして使える調理器具としてはキャンプ用のクッカーセットもありますが、
大家族じゃない場合はメスティンとホットサンドメーカーがあれば充分です。
こんな感じで、ホットサンドはもちろん、なんでも作れちゃう優れものの調理器具なのですね。
ホットサンドメーカーにもいろいろな種類がありますが、おすすめは和平フレイズのもの。
シンプルで値段が安く、容量も大きいのでフライパン代りとしても充分に使えます。
和平フレイズのホットサンドメーカーについては下記の記事でくわしくレビューしていますので、
ぜひ参考にしてみてください。
マットレスにも浮輪にもなる「エアーマット」
エアーマットとは、キャンプでの就寝時に寝袋の下に敷くマットレス。
マットレスにもいろいろありますが、空気を入れて膨らますのがエアーマットです。
災害時の避難所などで床に敷いて使うこともできますが、注目すべきは水に浮くという点。
津波や大規模な洪水などの非常時に、浮き袋として代用することが可能です。
浮遊力としては大したことないですが、キャンプ用品ならではの丈夫さが魅力。
命を守る最終手段として1つあると安心な防災グッズです。
引用:インフレーティングマット|BED MAT|Qualz[クオルツ]
上記は僕が持っているQualzのエアーマットとおなじタイプのもの。
自動的に(ある程度まで)空気が入る仕様になっており、楽チンで気に入っています。
この他にもさまざまなエアーマットがあります。
おすすめは下記です。3,000~4,000円くらいが相場ですね。
大容量で軽量「アウトドア用バックパック」
バックパックとはリュックサックのことですね。
キャンプなどで使うアウトドア用のバック、登山用リュックは丈夫で大容量のため、災害時にも大活躍。
緊急避難などで荷物を持って移動する際に重宝します。
ちなみに僕が持っているのはTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「BIG SHOT」。
アウトドアにも災害時にも、日常使いのタウンユースにばっちりの名作ですね。
ほかにもPatagonia(パタゴニア)、GREGORY(グレゴリー)、Mammut(マムート)、mont-bell(モンベル)…
あたりの老舗のアウトドアブランドが信頼性ありますね。
ちょっとお値段ははりますが、丈夫で災害時の使用にも耐えうる大容量のバックパックのおすすめは下記のとおり。
ブランドものにこだわらなければ、下記のAmazonオリジナルのバックパックもおすすめですよ。
1本は持っておきたい「アウトドアナイフ」
ナイフも1本持っておくと便利な防災グッズです。
特にキャンプに使えるアウトドアナイフは、堅牢で切れ味も鋭い優秀な製品が多いです。
木の枝を加工したり、包丁代りにしたり、災害時にもさまざまな用途に使えます。
アウトドアナイフにはピンからキリまでさまざまな種類があり、
ハマると抜け出せなくなる男のロマン的存在なのですが…
防災グッズとして考えるのであればモーラナイフがおすすめ。
値段はかなり安いのに、スウェーデン王室御用達の認定を受けるほどの高品質。
シンプルだけど万能で使いやすく丈夫!これを買っておけば間違いありません。
風や水にも強い「ターボライター」
ライターも絶対に用意しておきたい防災グッズ。
100円ライターでもいいのですが、水や風に弱いのが難点ですよね。
キャンプ用のターボライター(ミニバーナー)なら風にも強く、
着火性に優れており燃費もいいので、1本持っておくととても便利です。
寒い季節に生死を左右する「寝袋(シュラフ)」
軽くて持ち運びが楽な寝具として、寝袋(シュラフ)は重要な防災グッズと言えるでしょう。
どうしても家を離れなくてはならない緊急避難時には、まさか布団を稼いで出歩くわけにはいかないですからね。。
とくに寒い冬に災害が発生した場合は、寝袋の有無が生死を左右することもあり得ます。
形状や耐寒性でさまざまな種類があるよ。値段も1000円くらいから数万円するものまでピンキリ。
安いものは冬の寒さに耐えられないので、なるべく良いものをおすすめしますが…
これはお住まいのエリアによって考慮しましょう。
暖かい地域にお住まいで、なるべく安く済ませたいならDesertFoxあたり。
ある程度の耐寒性・品質を求めるなら、マイナス2度まで耐えられるモンベルのダウンハガーがおすすめ。
お金よりも命が大切ならマイナス5度まで耐えられるナンガのオーロラライト450DXがいいですね。
避難中もプライバシーを守れる「テント」
もし災害によって家が倒壊や半壊して、かつ避難所などもない場合…
あなたの生命を守るのがテントの存在。
まあ最悪中の最悪のケースだけどね。。
テントは星の数ほど種類があるので、なかなかおすすめを絞りこむことが難しいですが、
5人が寝れる広さで、組み立てが簡単&性能も良く、なるべく安価なもので選ぶなら、
DOD(ディーオーディー) ワンポールテントMあたりがおすすめ&人気です。
とてもリーズナブルなのに、機能性もばっちり。
ちなみに僕は3人が寝れるキャプテンスタッグの4,000円くらいのテントを使っています。
デザイン性にこだわらず、2〜3人で寝るならこの程度でも充分です。
防災グッズに最適なキャンプ用品まとめ
今回は災害時に防災グッズとしても使える、おすすめのキャンプ用品を紹介しました。
もちろんすべてを揃える必要はありません。
代用できるものが家にあると思うので、お財布と相談しつつ取捨選択していただければと思います。
防災グッズを考える際にもっともやってはいけないのが、事前になってドタバタ用意すること。
超大型の台風が上陸する!と知ってからあわてて購入に走っても、
良い商品は売り切れていますし、粗悪な商品を高値で掴んで損をしてしまいます。
直前に用意できればまだマシですが…
大概の自然災害というのは、ある日突然になんの前触れもなくやってきますからね。。
大切なのは、事前に、余裕をもって、良い(安くて高性能な)商品を購入しておくことです。
あなたと、あなたの大切な家族の生命を守る防災グッズですから、
ぜひこの記事を参考に、慎重に選んでいただければと思います。
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